妻からの電話に出ると「今どこ事務所?」と若干緊迫した様子。どした? あのね、家の近所道がすごく混んでて、スーパーでトイレットペーパー買おうとしたら全部売り切れなの。ドラッグストアの駐車場激混みでどこも売り切れ。聞いたら紙がなくなるってフェイクニュースをテレビのワイドショーが取り上げたらしい。で、この有り様。

「でね、事務所の近所いちおう見てみて」

あ、なるほどハイハイそういうことね。

、、、って、あるわけない。用事で最寄駅たまプラーザに行ったから東急ストアをのぞいたら、空っぽの棚の前で何人もの人が呆然と立ち、隅っこの方で年輩女性がケータイで「どこに行ってもティッシュペーパーないのよ、困ったわー」と話してる。コンビニもドラッグストアも同様。朝から数時間ですべてのトイレットペーパーが消え去った街、ささやかパニックを体感。テレビとネットで均等につながった日本全国、おそらく同様なんだろう。

ないと困る消耗品リストの中で、トイレットペーパーは一位二位を競う存在といえる。ティッシュなら布巾とかで代用可能だが、トイレットペーパーは替えが効かない。変なもん流して詰まったら最悪だし。最悪マスクはなくても何とかなる。紙のマスクは洗えるという投稿を妻に伝えると早速今朝洗って「ホントだ、使える~」と喜んでいた。たぶんもう何度かは洗える。

足掛1年インドのバラナシという街と行き来し、その際北インドを2週間3500kmほどエンフィールドで旅したが、観光客用以外のトイレはすべからく(低い位置の)蛇口とたらいが用意され、そこに水を汲んでケツの穴を手で洗う。それに馴れた俺にとってトイレットペーパーは必需品ではない。ウォシュレットがあれば紙がなくてもまったく困らない。おまけに手で拭くと痔にならないらしい(俺はもともとその気はないので事実関係不明。困っている人是非試してください笑)。でも俺みたいな日本人めったにいない。我が家のふたご女子にはこれを機に手によるお尻洗浄の方法を教えてもいいのだが、妻がそれを許すべくもなく(ちなみに彼女もインドで数週間一緒にいたんだけど)。さて、どうしたもんかねぇトイレットペーパー。

そういえば一年生ふたご女子、たぶん明日から一か月お休み。この休校措置の病理的な良し悪しは判断が分かれるところだが、おかあさんが働いている家はまちがいなくパニックだよ。少なくとも夕方発表して明日一杯で何とかしろってハナシじゃない。段取りめちゃくちゃ、仕事できね~な感まるだし。支持率落ちた回復策なんて声もあるがまったく逆効果だろ。おまけに「不要不急の外出は控えるべし」と。朝から晩まで家でスイッチとyoutube、ほっときゃ子供はそうなるし、そんな姿見ていたくない。とはいえ締めきり間際でいっしょに遊ぶひまはない。さて、どうしたもんかねぇ。

中国の細菌兵器とかどうでもいい、早い沈静化を祈るばかりです。

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